■通称キヨシ
学校で初めて会話した千代に片想いをしていた。
千代と相撲観戦デートに行くために、ガクトと共謀して1人目の脱獄者となるが、失敗に終わる。
脱獄に使用した制服が偶然千代のものであったことから千代に嫌われ、刑期が1ヵ月延長となったことで他の男子からイジメられる等、散々な目に合うが、のちに関係は修復。
裏生徒会により退学の瀬戸際まで追い詰められるも、起死回生の一打で男子ともども出獄に成功する。
しかし表生徒会による千代も巻き込んだ裏生徒会への度を越した嫌がらせを見かねて、表生徒会の悪事を暴こうとするも実際は踊らされており生徒会室への不法侵入の罪により再度、入獄することになる。
■自称「練馬一の知将」
通称ガクト。する男子の司令塔的存在で、歴史からITまで幅広い知識を持つ。
語尾に「ゴザル」をつけるのが口癖。
筋金入りの三国志オタクで、限定版「関羽雲長&赤兎馬フィギュア」を入手するためにキヨシの脱獄計画に加担し、脱獄のためには脱糞や剃髪を厭わないなど、三国志への愛は深い。
出獄後は、みつ子と親しくするために、表生徒会の仕事を手伝うようになる。
しかしキヨシが再収監されたこと、表生徒会による「ある行事の中止」の事実に気付き裏生徒会の復権に向け、万里の脱獄計画に協力する。
■通称シンゴ
いつもがっちり決まって崩れないリーゼントがトレードマークのヤンキー系男子だが、不良というわけではなく、女性に対してはウブで、デートプランを立てるのが極端に下手。
キヨシとは唯一の中学からの友人であるが、キヨシが自分達に内密で脱獄したことに激怒し、陰湿なイジメを行った。
外出許可を得て杏子とデートを重ね、親しくなるが、裏生徒会の罠により、3人目の脱獄者となった。
出獄後は杏子との仲を深めようとキヨシのアドバイスを真に受けた結果、杏子に嫌われてしまい、再びキヨシとケンカして亀裂が生じてしまう。
キヨシが再収監された際は、不仲になったキヨシと万里への協力を拒絶していたが、ガクトの説得もあり脱獄計画に加担する。
■通称ジョー
いつもフードを被っている物静かな男だが、しばしばチクリと毒舌を吐く。
激しい労働をしてきた割に、身体はガリガリで病。
口内炎が酷く、咳き込むたびに血が出てしまう。
ペットのアリを溺愛しており、しばしば散歩に連れ出している。
ヤケになって暴走すると手が付けられず、アリが万里のカラスに襲われた際には憤激し、万里を襲撃しようとするが、キヨシが体を張って止めたことで未遂に終わった。
みつ子のBL癖に思い悩むガクトの相談役を務めている内に自身もみつ子と親しくなり、みつ子のBLマンガ作成を手伝うようになった。
キヨシが再収監された際は、みつ子を裏切ることになるとキヨシと万里への協力を拒絶したが、ガクトの説得もあり脱獄計画に加担する。
■通称アンドレ
気は優しくて力持ちの巨漢。
男子内でも群を抜く過度のマゾヒストで、性に対する好奇心が強い。
芽衣子からのお仕置きに喜びを感じているが、その性癖を裏生徒会に利用され、お仕置きが貰えず禁断症状に陥り狂暴化、強制的に2人目の脱獄者とさせられてしまった。
出獄後はガクトと共に表生徒会の仕事を手伝うようになり、独自の「マゾ経済理論」に基づき、芽衣子を虐げるようになる。
しかし芽衣子が幼児退行を引き起こすと、お仕置きが貰えなくなったストレスとリサの気遣いに追い詰められ、精神崩壊を引き起こした。
暫く錯乱状態にあったがリサの女王としての才覚が開花するに連れ心酔するようになり、リサとの隷属関係を築く。
リサに完全服従している姿を見たガクトからは「赤兎馬」と表現されていた。
■裏生徒会会長
理事長の娘であり、千代の姉。
芽衣子とは小学校以来の仲。
カラスを操り、学園を影から統べるカリスマ。
ポーカーフェイスで、「男はクズ」であるとして見下している。
父との確執と潔癖な性格から男そのものを嫌悪するあまり、DTO（男子退学オペレーション）を発動し、男子全員を退学させようと画策するが、その悪事が明らかにされ、裏生徒会ともども逆に懲罰房へ入れられてしまう。
入獄後は、芽衣子ともども小学校時代から因縁のあるケイトに執拗なイジメを受けており、理不尽な嫌がらせにも耐えていた。
花の離反に加え、キヨシが再収監された直後に起きた『ウロボロス事件』を経て、裏生徒会解散を画策するケイトに対抗するため、かつては敵対していたキヨシを始めとした男子と手を組んで脱獄を決意する。
当初は男を軽蔑しており、キヨシが再収監された後も見下していたが、ウロボロス事件を経て共に脱獄計画を進めていく内に親しくなり、妹の千代によれば笑顔で男子と話すのを初めて見たというほど。
男を嫌悪する理由となった父親である理事長に対しては幼少時は敬愛するほど仲は良好であった。
■裏生徒会副会長
万里の右腕的存在、彼女に心酔している。
驚異的な身体能力と、全体的にはみ出し気味のダイナマイトボディの持ち主だが、幼い頃はイジメられた経験もあって巨乳にコンプレックスを持っていた。
常に肌を大きく露出した服装でいるのは、新陳代謝が激しく極度の汗かきであるため。
得意の指し棒で男子を厳しく指導する看守役であり、必要とあらば虫捕りや腕相撲にも全力を尽くす、職務熱心かつ生真面目な性格だが、熱心すぎるあまり目の前しか見えなくなることもある。
入獄後は、万里と共にケイトの嫌がらせを受けている内に小学生時代にイジメられていた記憶が甦り、ある事件をきっかけに幼児退行を起こし、小学生の頃の気弱なイジメられっ子の性格になってしまった。
その後、万里の面会に来た千代が表生徒会の芽衣子へのイジメを目撃して理事長に告発したため、強制自室療養という形で出獄した。
■裏生徒会書記
一見ファンシーな雰囲気を漂わせるゆるふわ系女子、実は空手でインターハイベスト4の実力を持ち、瞬殺の蹴りを繰り出す体育会系の暴力女子。
ただし、中身は一般的な女子高にいる純真なお子様である。
キヨシに放尿を目撃されてしまい、さらに小便をかけられるなどの屈辱を味わったため、キヨシに小便をかける復讐を計画し、一進一退の死闘を繰り広げた。
キヨシの初キスを奪ったと同時に奪われた女性である。
入獄後は、表生徒会に重労働を課される日々を送っていた。
その時に、万里と芽衣子の間には入れず疎外感を感じ、そこを裏生徒会の内部分裂を企むケイトにつけこまれ、模範囚ということにされて最短で出獄を果たした。
それから暫くは表生徒会を手伝っていたが、それは万里の命を受けてのことで密かにケイトの策略を破る準備を進めていた。
■キヨシのクラスメイトで相撲好き
理事長の娘であり、万里の妹。
囲碁部に所属。キヨシが入学して初めて会話した相手であり、彼に思いを寄せられているが、当時はキヨシに対して恋愛感情はなかった。
正義感が強く、男子を退学に追い込もうとする姉が許せず対立し、男子の退学阻止に協力する。
しかし万里の入獄を機にマユミと共にイジメを受け、守るためとはいえ上級生に怪我を負わせてしまい、ケイトの目論見通りに芽衣子と入れ替わりで収監されることになった。
収監中はケイトが流布した万里への様々な誹謗中傷を聞いたことで疑心暗鬼に陥り、心を痛めていたが誤解は解け、軽度の罪だったことから数日で出獄した。
出獄後、処分されたPBR様（ペットボトルロケット）をガクト・シンゴ・ジョー達と供養しようとしたところ、リサから資源ごみドロボーという言いがかりの罪で自室での謹慎1日を言い渡される。
その謹慎処分中に裏生徒会と男子のために刺繍入りの必勝鉢巻を縫い上げる。
■万里と千代の父親
私立八光学園理事長。
文末を強調する特徴的な話し方をする。
立ち居振る舞いはダンディだが、実際は相当なスケベ。
無類の尻愛好家であり、職場に尻グッズを常備し、尻に対して深い哲学を持つが、そのために万里とは確執があり不仲。
男子には同情的だが、結果的に彼らの邪魔になってしまうことが多い。
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